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坐禅石

月庵が
黒川に入り
この石の上にて
坐禅する

月庵が
黒川に入り
この石の上にて
坐禅する

坐禅石とは

坐禅石(ざぜんいし) は、かつて僧・月庵(げったん) が黒川の流れの中に入って日夜坐禅を行い、仏道を深める修行を積んだと伝えられる由緒ある石です。月庵はこの石の上で静寂の中に身を置き、精神を統一しながら道を究めようとしました。そのことから、この石は「坐禅石」と呼ばれるようになりました。

坐禅石の歴史

もともと坐禅石は大明寺北西の黒川渓谷にあり、月庵の修行の場として知られていました。しかし、1974年の黒川ダム建設の際、この石が水没してしまうことを避けるため、現在の大明寺に移設され、安置されました。以降、この石は大明寺の境内にて、訪れる人々に月庵の修行精神を伝えるシンボルとなっています。

月庵と坐禅石の意義

月庵が坐禅を行ったこの石は、単なる石ではなく、修行の象徴としての重要な意味を持っています。黒川の流れの音とともに、精神を統一し、自らの内面を見つめた月庵の姿は、禅の教えそのものを体現していると言えるでしょう。この石に触れることで、多くの人々が禅の精神を感じ取り、心を整える機会を得ています。


坐禅石は、月庵の修行の歴史を今に伝えるとともに、大明寺の静寂な環境の中でその精神的な価値を発揮しています。ぜひこの石を訪れ、禅の精神と月庵の修行の息吹に触れるひとときをお過ごしください。

関連 ⇒ 禅とは
当寺院では、坐禅体験・写経体験を定期的に開催しております。
次回開催日は、坐禅体験・写経体験のお知らせでご確認いただけます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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