月庵和尚と狼
開山御供さんと
刺抜き御供さん

坐禅する
月庵和尚の
傍に狼が
坐禅する
月庵和尚の
傍に狼が
月庵和尚が
黒川に入り
石の上で坐禅
大明寺の開山、月庵和尚が黒川に入り石の上で坐禅をするようになった頃、黒川周辺の村々ではしばしば狼の被害にあっていた。
ある日、坐禅する月庵の傍に狼が寄ってきて口中の棘となった骨を抜いてくれという。
月庵はこれを抜いてやり、喜ぶ狼にこのまわり三里(約12㎞)以内に這入って悪さをせぬよう諭した。
以来、狼の害がなくなったという。
それ以来、大明寺では、開山御供さんを作り、月庵和尚の命日に合わせ、毎年4月23日に開山忌を行い、開山にお供えをして供養している。
喉に骨が刺さったとき、この御供さんを飲むと不思議と骨が取れるとされている為、刺抜き御供さんとも呼ばれている。