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雲頂山大明寺の
歴史と由来

創建一三六七年

創建一三六七年

開山・月庵宗光禅師
開基・山名時煕公

大明寺は、山号を雲頂山。貞治6年、正平22年(1367)創建。

開山・月庵宗光禅師(げったんそうこうぜんじ)・開基・山名時煕公(やまなときひろこう)の臨済宗妙心寺派の寺院。

山門正面の開山堂には本尊(釈迦如来)・開山(月庵宗光禅師)・開基(山名時熈公)を安置しています。方丈には慈母観音を祀り、中興開山(大愚宗築禅師)(たいぐそうちくぜんじ)を安置しています。

月庵禅師は南浦昭明円通大應国師(なんぽしょうみょうえんつうだいおうこくし)・峰翁祖一(ほうおうそいち)・大蟲宗岑(だいちゅうそうしん)に続き大應派(だいおうは)の法系に連なる臨済宗大應派の僧。享年64歳(1389)、大明寺にて遷化した。

勅諡正続大祖禅師(ちょくししょうぞくたいそぜんじ)は山名常煕(山名時煕)の請願により、後小松天皇(ごこまつてんのう)より1406年に賜った。

山名時熈は晩年の月庵に私淑し大明寺創建護持に尽力された。山名時煕は、但馬国守護となり室町幕府の要職に上り詰めた。時煕は月庵尊崇の念やみ難く、月庵の墓所のある大明寺に葬られることを望んだ。
時煕公の木像の真下がそこであると伝えられている。 

大明寺は二世大有理有禅師(だいうりうぜんじ)、三世笑堂常訢禅師(しょうどうじょうきんぜんじ)ののち月庵の衣鉢を継ぐ者なく衰退し、堂坊も傾廃する。加えて、天文年中(1532~1554)に祖堂のみを残して焼失する。

その後、江戸時代初期、寛永年間(1624~1644)に臨済宗妙心寺派の僧、大愚宗築禅師により再興され、末寺を数十ケ寺有していた。

慶安2年(1649)に大愚宗築が三代将軍徳川家光より賜った十五石の寺領は幕末まで続いた。現在、歴代将軍より賜った御朱印状が残されている。

開山月庵宗光正続大祖禅師、二世大有理有禅師、三世笑堂常訢禅師より中興開山大愚宗築禅師の再興まで約150年の間29名の諸禅師が住職をする。開山より現在で49代となる

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